専門職の転職は「軸」と「タイミング」が大事

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今の職場を辞めて本当に後悔しない？

今の職場になんらかの不満がある場合、「転職」の二文字が頭をよぎることもあるのではないでしょうか。たしかに、転職することでその不満が解消される可能性は大いにあります。しかし、後悔する可能性もゼロではありません。
もし今、勢いにまかせて転職しようとしているのであれば、一度冷静になって考えてみることが大切です。
今は不満を抱えているかもしれませんが、元々は自分が希望して入った職場です。良い部分もきっとあるでしょう。転職すれば、その良い部分を失うことになります。また、これまで積み上げてきたキャリアも転職により一旦リセットされます。それでも今の職場を離れる価値はあるでしょうか。
さらに、次の仕事先がスムーズに決まるとも限りません。しばらく仕事に就けないとなれば、当面の生活を支えるお金が必要です。転職するにあたり、経済的な課題はクリアできているでしょうか。
このように冷静に考えてもなお、転職の意志が変わらないということであれば後悔は少ないはずです。

転職で「これだけは譲れない」という条件は？

仕事を選ぶうえで、誰もが譲れない条件を持っているでしょう。それがもし給与面であれば、求人票を通してある程度把握することができます。しかし、働きやすさに関してはそうもいきません。家族優先の働き方がしたい方は「シフトの融通が効くか」「急な休みにも対応してもらえるか」など、気になることを面接時に確認しておくことをおすすめします。
スキルアップを理由に転職する場合は、研修制度や資格取得支援制度が充実しているかもチェックしておきたいところ。理想のキャリアパスが描けるかどうかについても事前にリサーチできると安心です。

転職はタイミングも大事

看護職や介護職などの医療専門職は、年間通して転職に強い傾向にあります。それでもより良い時期を狙うのであれば、求人豊富な4月がおすすめ。自分の理想に合う職場を見つけられる可能性が高いです。
経済的な視点からいくと、ボーナス支給後が転職に良いタイミングと言えます。ただし、ボーナスをもらったと同時に辞める意志を伝えるのは禁物。退職の意志は、時間に余裕を持って伝えることで、トラブル回避につながります。
転職の時期として注意が必要なのが、11月～12月です。この時期に退職すると、年末調整を受けられない可能性が出てきます。年末調整ができないということは、翌年自分で確定申告をしなければならないということ。そういった手続きが苦手な方は、年末の時期は避けて転職活動をしたほうが良いでしょう。